4月中旬、「里山ローズ」のバラが順調に芽吹きました。
新芽は大きいもの、小さいもの、長く伸びたもの、これから伸びるもの、
黄緑色、深緑色、赤色、紫がかった色など様々です。
みんな違いますが、みんな甲乙つけがたい立派な芽吹きです。
地元の詩人「金子みすゞ」の『私と小鳥と鈴と』が脳裏に浮かびました。
私が両手をひろげても、お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のやうに、地面(じべた)を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のやうに、たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい。
バラも、この詩の心で観賞すれば、
個々のバラが持つ真の良さが発見できると思います。
森の中のバラの新芽は淡い色
「里山ローズ」の、森に植えたバラは直射日光が余りあたりません。
それでも新芽はしっかり伸びています。
新芽の色は様々ですが、日照時間が少ないせいか、
透きとおったような淡い色の新芽が目立ちます。
鮮やかな新芽は光の力
農地や庭に植えたバラは太陽の光を沢山浴びます。
新芽は緑、赤、青紫など鮮やかで派手な色をしています。
この鮮やかな色、それぞれのバラが持つ特性もありますが、
太陽の光が大きく影響していると思います。
新芽の鮮やかな色に、立派な花を咲かせる力強さを感じます。
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